昭和48年(1973年)12月にテラセ美容室を創業してから、今年で46年目になります。
私が美容の仕事に携わってからは、52年以上経ちました。
美容師になった頃は、アミカラーを巻いて、今ではほとんど見られなくなったドライヤーに入り、
ブラシ後に逆毛を立てて、原爆のキノコ雲のようなスタイルが全盛でした。
先輩たちからレッスンを受けていましたが、「とても自分の彼女にはして欲しくないスタイルだなあ」
と何か違和感を持ちながらも美容人生を歩き出したのでした。
その後、レザーカットの時代を経て、シザーズでカットする技法が考案され、シャンプーしても
自分で軽く乾かすだけでスタイルが再現できるようになりました。
やっと自分の求めている技術(彼女にもしてあげたいと思えるスタイル作り)に巡り会うことができて、
その後はとりつかれたように猛勉強し、昭和48年に一号店となる『カットサロンてらせ』をオープンさせることができました。
その頃はまだパーマ・カラーの薬剤も髪を傷めてしまうものが多く、薬剤を薄めたり、油分やトリートメント剤を混ぜたりしていました。
試行錯誤の繰り返しでしたが、お客様の喜ぶ顔や反応が楽しく、充実した日々を送っていました。
しかし、強い薬剤で頭皮や髪が傷ついているお客様が多いことに心痛し、
キレイなスタイルを創るために必要な、髪を作る頭皮と毛根のことについて、自分も含めた美容師たちが勉強不足なのではないかと、強く思うようになりました。
その事についてあまり勉強をしないサロンも多く、お客様の自宅でのお手入れにも的確なアドバイスができない為か、細く、薄くなった髪や茶色くなった頭皮をますます多く見るようになりました。
(そのような問題意識があったから、余計に多いと感じたのかもしれませんが。)
これは何とかしなければと思い、幹部社員5人と『財団法人 日本毛髪科学協会』に入会し、皮膚科の先生や警察の科学捜査の先生方を
はじめ多くの分野のエキスパートにいろいろな事を教えていただきました。
その時に知り合った大手の発毛・育毛会社と提携して、育毛・発毛サロンを大阪に3店舗運営することになりました。
その後は、そこで培ったノウハウをテラセ美容室にも導入して、スタッフの意識も向上し、”髪を守ってくれる美容室”との評判をいただくようになりました。
多額なお金のかかる大手の育毛サロンよりも、お客様の身近な理美容師がいち早く髪や頭皮の状態や悩みに気づき、
適切な処置ができる知識と技術を身につける、という目標を達成することができたと自負しております。
また、『頭皮と髪を守る』ために、よりよいケアができるようにと、早瀬発毛研究所 所長の早瀬隆夫先生と共同で
成分・材料にこだわりぬいた、HGS(ヘアー・グロウ・システム)商品を開発しました。
サロンでのスキャルプコースを初めすべての施術に、またお客様のご自宅でのお手入れ用に使用して頂き、多くの方々から「髪が太くなった」「髪が増えた」等の喜びの声をいただいております。
美容室は巷にあふれています。
私たちは、お客様に満足いただける素敵なヘアースタイルを提供できるように努めています。
そのために、健康な頭皮を維持しなければ、美しい髪は育ちません。
テラセ美容室は、『お客様の頭皮と髪を元気にする』ことを第一に考えております。
当サロンでは、毛髪診断士、毛髪診断士認定講師の資格を持った美容師が、
丁寧にカウンセリング、スタイリングいたします。
髪や頭皮のことでお悩みの方、ぜひ一度、テラセ美容室にお越しください。
テラセ美容室 寺世孝史